個人輸入代行は、外国のショップから購入して届けてくれるまでを代行してくれる便利なサービスです。
しかし、個人輸入代行を展開するサービスは大小含めると多くあるため、どのサービスを選ぶのがよいのかわからないという方も少なくありません。
そこで今回は、おすすめの個人輸入代行サービスを紹介しながら、サービス選定時の注意点やサービスの選び方をご紹介していきます。
これから個人輸入をしたいと考えている方や輸入ビジネスを始めたばかりという方は是非参考にしてみてください!
個人輸入代行でおすすめの業者7選
個人輸入代行でおすすめの業者一覧表
業者名 | プランと月額料金 | 手数料 |
タオバオ直行便 | プレミアムエコノミー会員:無料 ビジネスクラス会員:29,800円 ファーストクラス会員:59,800円 | プレミアムエコノミー会員:商品価格の5% ビジネスクラス会員:無料 ファーストクラス会員:無料 |
タオバオ新幹線 | – | 11,000円未満は500円+税 11,000円以上は商品代金の5% |
イーウーマート | プランなし:21,670円 | 無料 |
淘太郎 | 普通会員:無料 月額会員:30,000円 | 普通会員:商品代金の5% 月額会員:無料 |
誠 | 有在庫プラン:無料 ※他プランあり | 5% |
OPAS | 基本プラン:無料 プレミアムプラン:$15/月or $100/年 ディストリビュータープラン:$20/年 | 転送あり:注文総額の15% or 最低料金15ドル 転送なし:注文総額の15% or 最低料金30ドル ※どちらか大きい金額 |
US BUYER | – | 1000ドル未満:15% (最低5ドル) 1000以上2000ドル未満の部分:12% 2,000ドル以上の部分:10% ※手数料20%の例外ショップあり |
中国でおすすめの輸入代行業者5選
THE直行便(タオバオ直行便)
輸入代行業者のTHE 直行便(タオバオ直行便)は、利用者は20000人以上、倉庫面積は50000㎡を超える中国輸入代行サービスの最大手です。輸入代行だけでなく、OEM代行、無在庫販売に対応し、業界トップクラスの検品品質や出荷スピードが魅力です。
THE 直行便(タオバオ直行便)には、3種類の会員プラン(プレミアムエコノミー会員、ビジネスクラス会員、ファーストクラス会員)があり、毎月の仕入れ額によって選ぶことができます。
月額料金もかかることから、ECショップ運営者による大量の商品の輸入や無在庫販売など、輸入販売ビジネスを行っている方向きです。さらにBASEやAmazonで転売する人向けに、API連携や仕入れから販売までのトータルサポートも行っています。
タオバオ新幹線
輸入代行業者のタオバオ新幹線は、中国のタオバオやアリババにおける輸入代行を行っています。代行手数料は業界最安値水準として500円からで提供しています。
また、リアルタイムでチャットによる問い合わせができるため、安心して代行依頼することができるでしょう。
購入した商品が不良品でないかどうかの簡易検品と出荷業務で、丁寧に購入商品をお手元に届けてくれるでしょう。
参考サイト:タオバオ新幹線
イーウーマート
輸入代行業者のイーウーマートでは、輸入の際に商品の状態を確認できないという懸念点に対して、独自の検品システムにより不良品を防ぐ仕組みが整っているため安心して利用できるサービスです。
また、ECショップとしてAmazonに出店している場合は、AmazonのFBA直送サービスにも対応しているため、自宅や保有倉庫へ在庫を貯めずに直接顧客のもとへと自動発送できる点も魅力のひとつです。
参考サイト:イーウーマート
淘太郎(タオタロウ)
輸入代行業者の淘太郎は、月額利用料無料、代理購入手数料が5%で利用できます。検品や再梱包も無料で商品保管も最大1か月まで無料としています。
簡易検品では、正誤確認や数量(※)、色等の確認を行い、明らかな不良品等があった場合には報告をもらうことができるようになっています。
また、日本人が管理する日本法人も設置しているため、安心して輸入代行業者として利用することができるでしょう。
※数量が多く個数確認が難しいものは重量計測
参考サイト:淘太郎
中国輸入代行 誠
中国輸入代行 誠は、中国の輸入代行サービスですが、輸入代行だけでなく、OEMやODM生産、各国向けの国際転送なども行っています。輸入代行では、「タオバオ」や「アリババ」などをはじめとした人気インターネットモールで、購入代行が可能です。
とくに、タオバオでは無在庫出品をしている出品者もおり、実際には在庫がないという場合もあります。誠を利用することで、事前にタオバオで在庫有無の確認ができるため、在庫切れに伴う時間のロスを防ぐことが可能です。
参考サイト:中国輸入代行 誠
アメリカでおすすめの輸入代行サービス
OPAS(オパス)
OPASはアメリカの転送サービスですが、日本語対応をしており、代行購入も行っています。世界220箇所以上へ発送している実績も信頼して利用できる点と言えるでしょう。
3種類の会員プランを展開していて、基本会員でも免税倉庫を利用できるため、日本への配送を行っていないショップでの買い物も可能になります。
参考サイト:OPAS
US BUYER(ユーエスバイヤー)
US BUYERはアメリカからの輸入代行を行う、日本向けの輸入代行サービスです。転送サービス、eBay入札代行や電話での購入代行にも対応しています。料金プランは無料で、利用するサービスに応じて料金が発生する仕組みです。
日本のサービスであるため、もちろん日本語対応しており、会員プランは無料であるため安心して使い始めることができるでしょう。複数の商品をまとめて購入することも可能です。
参考サイト:US BUYER
輸入代行サービス利用の流れ
- 輸入代行業者に利用登録
- 購入したい商品を業者に伝える
- 代行業者による見積もり、提示
- 業者が購入、検品
- 商品受け取り
上記に加え、手数料の交渉やトラブル対応にも対応してくれる業者も多くあります。あらかじめ利用できる輸入代行業者を複数確認したうえで、安心できるサービスを選ぶようにしましょう。
輸入代行サービスの利用で注意すべき点
輸入代行できない商品もある
輸入代行では、どのような商品でも輸入代行で扱えるわけではありません。とくに食品やサプリメント、薬品などにおいては輸入できないものも多数あります。
この背景として、過去に日本国内で承認されていない薬を輸入代行業者を通じて購入したことで、健康被害を生じたケースが代表的です。
現在は、薬事法で明確に定められているため、違法な輸入に該当しないかどうかを併せて確認しましょう。
参考文献 :『薬事法』(昭和35年法律第145号)
料金を確認しておく
輸入代行では、手数料や国際送料、関税にかかる費用など様々な費用がかかります。輸入代行業者ごとによって設定料金が異なりますのであらかじめ比較や確認をしておきましょう。
しかし、手数料が安いからという理由だけで業者を選ぶことがおすすめできません。サービスの質やサポート体制なども踏まえて選定するようにしましょう。
長年の実績があるかどうか
輸入代行サービスにおいて、長年運営している実績も重要なポイントのひとつです。悪質な業者であれば、口コミや評判で広がりやすくサービスの運営維持ができません。
長年継続して運営する実績があれば、信頼できる証拠にもなるため、一つの目安として確認してみましょう。
輸入代行サービスの選び方
サポート対応が整っている
輸入代行業者を選ぶ際は、サポート体制が整っているかどうかをあらかじめ確認してみましょう。あらかじめ、問い合わせをしてみて、返信スピードや対応力を確認しておくと安心できます。
また、基本的に輸入代行業者の問い合わせ窓口はメールが多いため、電話窓口があるかどうかもポイントのひとつと言えます。電話対応をしてもらえれば、直接話して不安点を払拭できます。
店舗やオフィスがある
輸入代行業者を選ぶ際は、万が一の際に、訪問できる店舗やオフィス等があるかどうかも重要なポイントです。
輸入代行業者は店舗を構えていることは基本的にありませんが、訪れることができる会社や事務所があれば安心です。
トラブル時の対応も任せられる
輸入代行業者を選ぶ際は、商品の購入にあたり、トラブルが発生した場合に責任をもって対応してくれる業者かどうかが重要です。
検品体制や返品・返金など、トラブル発生時の対応がどのような体制になっているかどうかをあらかじめ確認しておきましょう。
手数料の価格設定が妥当である
輸入代行業者を選ぶ際は、「輸入代行手数料」の手数料が妥当な価格なのかどうかも確認しておきましょう。
ただし、手数料が安いことだけに囚われてはいけません。安すぎる手数料の場合、サポート体制や検品体制が整っていなかったり、他の料金が高く設定されている場合もあります。
数社程度で比較をしてみると目安になります。総合的に適切な価格とサービス内容かどうかを確認してみましょう。
輸入代行サービスにかかる費用
手数料
手数料は輸入代行にかかる人件費がメインの費用です。手数料は項目として、交渉や契約(購入)手続き、検品や転送、通関などがあります。
輸入代行業者によって設定する手数料は異なりますが、依頼する内容の範囲によっても手数料の金額が影響します。
国際送料
輸入代行の費用として必ずかかるのが、国際送料です。航空便や船を利用して日本まで届けるためにかかる送料のことです。
発送元から届け先の距離や商品種類、運送会社によっても設定されている金額が異なります。
関税
輸入代行の費用で必須費用のひとつが関税です。外国から輸入する商品(貨物)に対して国が課税し、税関で徴収することになっています。
関税は、個人輸入なのか商用輸入なのかによっても異なります。
検品をしてくれる
輸入代行業者を選ぶ際は、検品体制が整っているかどうかを確認しておきましょう。購入した商品とは違うものが届いたり、色や形が違うなどといった間違いなども起こりやすいものです。
検品を行ってくれる輸入代行業者を選ぶことで、間違いがあった場合にも対応してくれるため、検品体制があるかどうかは重要なポイントです。
まとめ
今回は個人輸入代行のおすすめサービスやサービス選定について解説しました。
個人輸入代行サービスは、それぞれ強みや料金設定が異なります。ご自身が必要とするサービス内容を確認したうえで適切な業者を選ぶようにしましょう。
サービスを選ぶうえでの注意点をおさらいします。
- 輸入代行できない商品もある
- 料金を確認しておく
- 長年の実績があるかどうか
この3点を満たしたうえで、サービスの選び方でご紹介した
- サポート対応
- 店舗やオフィスの有無
- トラブル時の対応
- 手数料の価格設定
- 検品対応
を比較しながら最適なサービスを選定しましょう!