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EC運営

ECサイト運営を徹底解説!ECサイト運営に必要な仕事内容やスキルとは?

「ECサイトの運営ってどんな業務があるの?」
「ECサイトを作って、ネットから売上を上げたいけど何をすればいいかわからない!」

ECサイトはもはや日常的に使用するショッピングツールとなっていますが、運営に関してどんなことをする必要があるのかは、ECサイト運営経験がないとわからないものです。

この記事では、ECサイト運営の業務について解説し、そのうえで、ECサイト運営に必要なスキル、スキル習得におすすめの書籍や資格を紹介し、ECサイトを構築する方法まで解説します。

この記事をお読みいただくと、ECサイト運営の全体像が把握でき、ご自身に合ったスキルの習得方法や自社に合ったECサイトの構築方法がわかります。

そもそも「ECサイトって何?どんなものか知りたい!」という方は以下の記事でECサイトの定義や種類について網羅的に解説しているので、ご一読ください。

ECサイト運営とは? 〜ECサイト運営の全体像〜

ECサイトの「EC」とは「Electronic Commerce」の頭文字です。
Electronic Commerce」は「Eコマース」や「電子商取引」とも言われ、インターネット上でモノを売り買いする取引のことを指します。

要するにECサイトとは、インターネット上でお買い物ができるショッピングサイトのことです。

今や日常的に使用されているECサイトですが、ECサイトを運営する業務は、商品企画、プロモーションから配送、在庫管理、アフターサービスなど多岐に渡ります。
ECサイト運営の業務は大きくフロント業務バックエンド業務の2つに分けることができます。
まずは、以下の図を見て、ECサイト運営の全体像をイメージしてみましょう。

ECサイト運営の全体像

フロント業務

商品が売れるまでに必要な業務全般をフロント業務といい、以下の4つの業務が含まれます。

  • 1.商品企画
  • 2.仕入れ
  • 3. ECサイトの制作・運用
  • 4. 集客・プロモーション

実際の店舗でも、ユーザーに買ってもらえるような商品を選定して仕入れ、どの棚にどの商品を置くと売上が最大化できるのかを考えたり、お店にお客さんがたくさん来てもらえるようなプロモーションをしたりしますね
そういった、売上を最大化させるための活動全般を「マーケティング」と呼び、この「マーケティング」活動をすることがフロント業務の主な内容です。

フロント業務概要

バックエンド業務

フロント業務が「商品が売れるまでの業務」なのに対し、バックエンド業務は「商品が売れたあとの業務」を指します。

バックエンド業務は主に以下の5つです。

  • 5. 受発注管理
  • 6. 在庫管理
  • 7. 梱包・出荷
  • 8. 配送
  • 9. アフターサービス
バックエンド業務概要

ECサイトを立ち上げたばかりの段階では、受注数も少なく、バックエンド業務も軽いものになります。しかし、ECサイトの売上が伸びると、バックエンド業務の負担が大きくなるため、業務の効率化を考える必要がでてきます。

また、バックエンド業務にミスがあるとクレームや信用喪失の原因にもなってしまうため、的確に業務を遂行することが求められます。

ECサイト運営の業務内容 9つ

ここからは、フロント業務とバックエンド業務の内容について、もう少し詳しく解説していきます。
これらの業務内容を把握することで、ECサイト運営の全体的な流れが理解できます。

1. 商品企画

商品企画

ECサイト運営で最も大切なことは「売れる商品を売ること」です。
当たり前のことですが、試着や試食ができる実店舗と異なり、ECサイトではインターネット上の情報だけで購入の意思決定をすることになります。
そのため、ECサイトの商品企画は半年〜1年以上前から、季節やトレンドを考慮したうえで、ユーザーの需要調査を行い、売れる商品を企画・検討します。

また、商品が売れるだけではなく、原価や利益を計算し、販売計画を立て、売上や利益がいつ・どれくらいになるのかという事業プランを詳細に立てる必要があります。
ユーザーの需要調査やトレンドの把握、仕入れ先の選定、販売価格の設定、利益率や原価率の計算などを実施し、様々な情報を考慮したうえで販売価格を策定します。

2.仕入れ

仕入れ業務

商品企画の段階で策定した販売計画に沿って、商品の仕入れを行います。

商品を自社で製造する場合もあります。その場合は、販売計画に基づいて、生産計画を作る必要があります。
販売予測のとおりにいけば、在庫の過不足が発生せずに、無駄な倉庫スペースや機会損失を避けて運営することができますが、実際はすべて計画どおりに運営できることはほぼないでしょう。

口コミやSNSの拡散で予想以上に売れた場合は、買いたい人がいるのに商品がないという機会損失を生んでしまいます。そういったケースに備えて、迅速に追加の発注ができる体制や関係づくりをしておいたり、複数の仕入れ先を検討しておくなど、対策を考えておく必要があります。

逆に、計画よりも売上が下がってしまう場合は余剰在庫が発生するので、倉庫スペースを確保したり、仕入れの計画を見直す必要が出てきます。

仕入れ業務に関しては、販売計画と実際の販売実績、在庫回転率などを考慮し、在庫の過不足が極力発生しないように適切な仕入れを実施していく必要があります。

3. ECサイトの制作・運用

ECサイト制作・運用

ECサイトの制作は、使用するプラットフォームの選定、サイトのデザインやサイトの構築、ささげ業務と呼ばれる「商品写真の撮影」・「採寸」・「原稿の執筆」、商品情報の追加・更新などがあります。

まず、ECサイトの運営に使用するプラットフォームはモール型、ASP型、オープンソース型、フルスクラッチ開発など、様々な方法があります。
詳細は後述しますが、まずは自社の事業に合った最適なプラットフォームを選定する必要があります。

ECサイトのプラットフォームを選択したら、ECサイトのデザイン・構築をする必要があります。
テンプレートを使用して手軽に作れるものから、オーダーメイドで開発するフルスクラッチまで方法は様々ですが、すべてに共通して重要なことは、「ユーザーにとって使いやすいサイトにする」ということです。
デザインや構造をシンプルにして、余計な装飾や機能を削ぎ落とすことで、使いやすいサイトを制作するように心がけましょう。

撮影・採寸・原稿の業務は頭文字をとって、「ささげ業務」と呼ばれます。
商品写真や商品の紹介文は購入を検討する重要な要素になるため、ささげ業務は売上を左右する重要な業務です。

商品情報の追加や更新作業も売上を左右する業務です。
商品のサイズやカラーバリエーションなどを登録しておくことで、ユーザーはどの商品を購入可能なのかを把握できます。
このような商品のバリエーションのことをEC業界ではSKU(Stock Keeping Unit)と言います。

4. 集客・プロモーション

ECサイトの集客方法は様々なものがあります。

Web広告、SEO対策・コンテンツマーケティング、SNSマーケティングなど、自社のリソースや求める成果に応じて、適切なプロモーション手法を選択する必要があります。

Webマーケティング

Web広告

Web広告はWebマーケティングの中で最も即効性の高い手法と言えます。

ただし、限られた予算の中で広告費を捻出して成果を出すためには、Web広告の種類や特性を理解していることが欠かせません。

ここでは以下の代表的な5種類のWeb広告についてかんたんに紹介します。

  • リスティング広告
  • ディスプレイ広告
  • アフィリエイト広告
  • SNS広告
  • 純広告

リスティング広告とは、YahooやGoogleなどの検索結果の上部に表示される広告です。

キーワード単位で入札し、入札額に応じて表示されます。

特定のキーワードで検索するユーザーに配信できるため、比較的購入確度の高い顕在的なニーズを持っているユーザーにリーチできる広告手法と言えます。

リスティング広告

ディスプレイ広告は、Webサイトが設けている広告配信枠に画像・テキスト・動画などの広告を配信できる手法ですGDN(Googleディスプレイネットワーク)やYDN(Yahooディスプレイネットワーク)を利用して配信する方法がメインとなります。
まだ課題に気づいていない潜在的なニーズを持つユーザーにアプローチできる広告手法と言えます。

アフィリエイト広告は、アフィリエイトプログラムに参加して、アフィリエイターと提携することで、アフィリエイターが運営しているサイトで広告が配信される手法です。
成果報酬の条件や金額を指定して使用できるため、広告の費用対効果がマイナスになりづらいというメリットがある反面、アフィリエイターから人気がなければまったく配信されない可能性があるというデメリットがあります。

SNS広告はTwitterやInstagramなどに広告を配信する手法です。
SNS各社は、ユーザーの情報を持っているため、ターゲットの特性を絞った広告配信が可能です。
また、SNS上で拡散されれば、自社の力だけではリーチできない層まで広告を届けられるというメリットがあります。

純広告はWebサイトの運営者から直接広告の配信枠を購入する方法です。
アクセス数が多いサイトでは、広告を出したい企業に対して広告の配信枠を販売していることがあります。
自社の商品と相性がよいサイトで広告を出すことができれば、費用対効果の高い施策となりえます。

SEO対策・コンテンツマーケティング

SEO対策は「検索エンジンへの最適化(Search Engin Optimization)」を意味します。

SEO対策・コンテンツマーケティング

かんたんに言えば、Googleなどの検索エンジンから高く評価されるサイトを作ることで検索順位を上げるための施策全般を指します。
SEO対策には、適切な構造でサイトを制作することも含まれますが、ユーザーが求める情報を継続的にブログなどで発信することが効果的です。

ブログなどのコンテンツを使用して、潜在的なユーザーに自社の情報を届け、顧客として育成するプロセスを「コンテンツマーケティング」と言います。
コンテンツマーケティングを実施するには、継続的に質の高いコンテンツを発信する体制を整えないといけません。
また、成果につながるにも時間がかかるため、中長期的な視点で取り組む必要があります。
努力すれば自社の資産として、価値を生む仕組みになりえますし、広告費をかけずに集客することもできます。
しかし、SEOに関する専門的な知識や長期的な労力が必要で、成果につながるにも時間がかかるというデメリットもあります。

SNSマーケティング

InstagramやTwitter、FacebookなどのSNSを利用して、ターゲットユーザーとのコミュニケーションを促進することができます。

商品の紹介やイベントの告知などを考える方が多いと思いますが、それだけではフォロワーが増えないというのが、SNSマーケティングの難しいところです。
コンテンツマーケティング同様、継続的にユーザーの課題を解決するような有用な情報を発信したり、フォロワーとのこまめなコミュニケーションをとることで、徐々に露出機会が増えていきます。
SNSマーケティングも中長期的な努力が成果につながる施策です。
しっかりと運用すれば、広告費をかけずにたくさんの人に情報を届けることが可能です。

5. 受発注管理

受発注管理は運営するECサイトで商品が購入されたときに最初に発生するバックエンド業務です。
商品の注文があったら、注文状況を知らせるメールの配信、在庫の引当作業、出荷指示を実施します。
ECサイト運営では、商品の受注処理から発送までを早く正確に行う必要があります。
ミスが少しでもあると、クレームや信用毀損の原因につながってしまうので、十分に注意して行いましょう。

6. 在庫管理

在庫管理

在庫管理は在庫を適正量に維持するために必要な業務です。
過剰な在庫は保管スペースを必要とするため、余計なコスト発生の原因になります。

逆に、在庫が少なすぎると品切れの原因になり、せっかくサイトで買い物をしようとしてくれたユーザーが在庫がないばかりに買い物ができないという「機会損失」につながります。
販売予測に則した在庫の投入をはじめ、品切れや過剰在庫が起こらないように、状況に応じて在庫の調整が必要になります。

また、ECと平行して実店舗も運営している場合は、より在庫管理業務が複雑になります。
その場合は、在庫管理システムを導入し、在庫管理を効率化することも検討するとよいでしょう。

7. 梱包・出荷

梱包・出荷業務では、出荷指示にしたがって、倉庫から商品をピッキングし、梱包したうえで配送業者に受け渡します。

梱包・出荷

単純な作業のようにも思えますが、ここで気を抜かずにユーザーへの配慮をしっかりとすることで他者との差別化が図れるポイントになりえます。

商品を購入したお客様が最初に目にするのは梱包された商品です。
そこに心遣いが感じられれば、顧客のロイヤリティ向上につながり、逆にないがしろにしてしまったら、顧客の心が離れてしまう原因となります。

予算の範囲内で梱包資材のデザインや質にこだわる、感謝のメッセージを同梱するなど、ほんの少しの工夫でも受け取る側の印象は大きく変わるということを忘れないようにしましょう。

8. 配送

配送は、基本的に配送業者に委託することが一般的です。
そのため、ここでは配送業者選びが重要になります。
価格だけでなく、扱う商品の材質やサイズに合った配送方法を選べる業者を選択しましょう。

9. アフターサービス

アフターサービス

お問い合わせやクレームへの対応、購入いただいたお客様にレビューを依頼するメールの配信やアンケート、次回購入につながるようなディスカウントのオファーなど、購入後のアフターサービスも重要な業務です。

このアフターサービスでお客様に満足いただけるか否かで、リピート購入につながるかどうかが決まります。
購入してくれたお客様からの問い合わせやクレームに対していかに迅速かつ的確な対応ができるか、継続的な関係を築けるような情報を配信していくかをしっかりと考えて実施していく必要があります。
一回きりの購入で終わるか、自社のファンになってもらえるかの分かれ目でもあるので、創意工夫がもとめられるポイントです。

ここで紹介したバックエンド業務の大部分はフルフィルメントと呼ばれることもあります。
以下の記事でフルフィルメント業務について解説しています。

ECサイト運営に必要なスキル 4つ

ここまで、ECサイト運営に関する業務について解説してきました。
ECサイト運営には様々な業務があることが理解いおただけたかと思います。
もしかしたら「ECサイト運営はやることがたくさんあって大変!!」と思っている方もいるかもしれません。

ここからは、ECサイト運営に必要なスキルをざっくりと紹介します。
ECサイト運営に必要なスキルはECサイトの形態によって変わりますが、以下の4つに大別できます。

  • 商品企画スキル
  • Webマーケティングスキル
  • クリエイティブスキル
  • カスタマーサポートスキル

それぞれのスキルの特徴を把握して、自社でやることと外部に委託することを整理し、効率的なECサイト運用に活かしましょう。

商品企画スキル

ECサイトで売上をあげるには「売れる商品」を企画するということが重要になります。
市場リサーチ、ターゲットのニーズ、トレンドや季節などを考慮して、商品の企画・開発から販売計画の策定までを実施します。
企業の利益に直結する重要なスキルといえるでしょう。

Webマーケティングスキル

Webマーケティングスキルには、ターゲットや商品に合わせた広告運用、SEO対策、コンテンツマーケティングやSNSマーケティングなどの集客施策、メールマガジンやLINE公式アカウントを使用したリードナーチャリング、顧客ロイヤリティの育成、LPやサイトの成果改善など様々なスキルが含まれます。

ECサイトを立ち上げただけでは、砂漠の真ん中に店舗を立てたようなものです。
そこに人の流れををつくり、流行る店舗にするためにWebマーケティングのスキルは欠かせません。

クリエイティブスキル

商品写真の撮影や加工、ECサイトに掲載するバナー画像の作成や配信する広告のデザイン、LPなどの販促用Webページの作成など、ECサイト運営にクリエイティブスキルは欠かせません。

使用ツールとしては、PhotoshopやIllustratorがメインとなりますが、非デザイナー用のデザインツールも現在は充実しているため、自社で使いやすいツールを使うのがよいでしょう。
HTMLやCSSのコーディングをするときはVS CodeやSublime textなどのコードエディタを使用します。

また、現在は動画広告を配信したり、YouTubeを利用して販促活動をする事業者も増えているため、動画編集や動画撮影のスキルがあると活躍の幅が広がるかもしれません。

カスタマーサポートスキル

アフターサポート業務には顧客対応のスキルが欠かせません。
クレーム対応やお問い合わせ対応などは対人業務になるので、お客様の視点に立って対応できることが重要です。
適切な顧客対応ができるように、電話やメールでのコミュニケーションスキルを育てるとともに、社内のマニュアルや研修制度の設計なども進めるとよいでしょう。

ECサイト運営の勉強に役立つ書籍 5冊

ここまで、ECサイト運用の業務内容や必要となるスキルについて解説してきました。
業務内容も必要なスキルもたくさんありますね。
そこで、さらにECサイト運営について学びたい方に向けておすすめの書籍を5つ厳選して紹介します。

EC担当者の実務と知識がこれ1冊でしっかりわかる教科書

こちらの本では、ECサイト運営の専門家が、業務を行う上で最低限必要な、集客・web接客・Google Analyticsの設定・基礎的なSEOやSNSの知識などを図解とやさしい文章で網羅的にまとめてくれています。
EC担当者になったばかりの方やECサイトについての網羅的な基礎知識をつけたい方にとって最適な1冊と言えます。

売れるネットショップ開業・運営 eコマース担当者・店長が身につけておくべき新・100の法則

取り扱う商品の特性によって、有効な売り方はまったく異なります。
この本では、取扱商品を4タイプに分類し、各タイプの強みを生かした集客・Web接客・リピート促進手法を紹介してくれています。

基本的な考え方から、著者の経験を踏まえたすぐに実践できる具体的なノウハウまで紹介されており、EC担当者にとって役立つ内容になっています。
また、全ページフルカラーで好きなども充実しており、パラパラとめくるだけでも学びになるのもありがたいポイントです。

先輩がやさしく教えるEC担当者の知識と実務

この本の特徴は、未経験からEC担当者になった方を想定して、図解を駆使してわかりやすく、今日から使えるECサイトの売上アップのコツを伝えてくれているところです。
特に3大モールと言われる楽天、Amazon、Yahoo!を中心に解説されており、チャネル別の施策や商品ジャンルごとの売り方のコツなどの情報が得られます。

現場のプロがやさしく書いたWebサイトの分析・改善の教科書

こちらはECサイトに限らず、LPやコーポレートサイト、オウンドメディア、SNSなど様々な種類のWebサイトの運用や成果改善の施策や考え方を網羅的にまとめてあります。
運営するWebサイトの種類ごとに情報がまとまっており、Web集客やWebサイトの運用を担当する際には、何度も読み返したい1冊です。
非常に情報量が多く、鈍器のようなページ数の書籍ではありますが、Webサイトの運用に関わる方にはぜひ手にとってほしい内容になっています。

「やりたいこと」からパッと引ける Google アナリティクス分析・改善のすべてがわかる本

Googleアナリティクスは、世の中で最も使用されているアクセス解析ツールです。
Googleアナリティクスを利用することで、どのページが最も見られているか、ページの滞在時間はどれくらいか、ユーザーはどこからWebサイトを訪れているのかなど様々な情報を把握できます。

この本では、ECサイトの売上を改善するために、Googleアナリティクスの使用方法をマスターし、入手したデータから売上げアップの施策を考えるのに必要な情報を網羅的に解説しています。

ECサイト運営に役立つ資格 4つ

ECサイト運営に必要な知識を学べる書籍を前述しました。

ECサイト運営に資格は必要ありませんが、資格を取得しているとどの程度の知識を有しているのかの証明になりますし、資格取得という明確な目標があるとスキル習得の意欲も違ってきますよね。
ここでは、ECサイト運営に役立つ資格を4つピックアップして紹介します。

ショップ運営に関する資格

まずは直接的にECサイトやネットショップに関わる資格を紹介します。

ネットショップ実務士

ネットショップ実務士は、サイト制作能力、マネジメント能力、サイト運営能力、プロモーション能力など、ネットショップ運営の実務的な知識を幅広く有しているかを問う資格です。

難易度別にレベル1からレベル3に分かれているため、ご自身のスキルや学習ペースに合わせて資格取得を目指してみるのもよいかもしれません。

実施団体・機構一般財団法人 ネットショップ能力認定機構
申込方法ネットショップ能力認定機構の公式ホームページ
試験方法レベル1・レベル2:筆記試験
レベル3:筆記試験・レポート提出・面接
受験費用レベル1:7,000円
レベル2:7,500円
レベル1:7,000円
公式HPhttps://acir.jp/

通販エキスパート検定

通販エキスパート検定は、通信販売事業の各ステージに合わせた業務知識・関連法規・マネジメント力を身に付け、ダイレクトマーケティングのスペシャリストを目指すための資格です。

こちらも難易度別に3級〜1級までの資格があり、それぞれ出題範囲や受講料に違いがあります。

実施団体・機構一般財団法人 通販エキスパート協会
申込方法通販エキスパート協会の公式ホームページで申し込み
試験方法3級:オンライン受験が可能
2級・1級:会場での筆記試験
受験費用レベル1:6,000円
レベル2:7,800円
レベル1:8,500円
公式HPhttps://tsuhan-exa.org/kentei

Webマーケティング・サイト改善に関する資格

ECサイトを運営するうえで欠かせないのが、Webマーケティングに関する知識です。
Webマーケティングに関する資格も2つピックアップして紹介します。

Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)

Googleが認定する公式の資格です。
Googleアナリティクスの習熟度を図るための設問にWeb上で回答していく形式であり、受験費用は無料、いつでも受験が可能です。
Googleアナリティクスの習熟度を測るものとしては唯一の資格です。

実施団体・機構Google
申込方法Web上で受験(いつでも受験可能)
試験方法Web上での選択式テスト
受験費用無料
公式HPhttps://support.google.com/analytics/answer/3424288?hl=ja

ウェブ解析士

ウェブ解析士では、Webマーケティングの前提・土台となるウェブ解析を体系的に習得するための資格です。
ウェブ解析士には「ウェブ解析士」「上級ウェブ解析士」「ウェブ解析士マスター」の3段階あり、段階的なスキルアップが可能です。

実施団体・機構一般社団法人 ウェブ解析士協会
申込方法ウェブ解析士協会公式ホームページから認定講座を申し込み、受講後、認定試験に申し込み
試験方法オンラインで認定試験を受験し、合格後、レポートの提出
受験費用17,600円
公式HPhttps://www.waca.associates/jp/study/

ECサイト運営におすすめのECプラットフォーム

自社ECを構築するにはいろいろな方法があります。
個人で始められるものから、大企業向けの本格的なものまで様々です。

使用できる予算や、期待するECでの売上規模によって、適切なECサイトのプラットフォームを選定しましょう。

モール型ECサイト

まず、もっともお手軽に始めることができるのが、モール型と言われる形態のECサイトです。
モール型ECサイトとは、楽天市場やAmazonのような、一つのECサイトに複数のショップが出店しているECサイトのことを言います。

このモール型ECサイトに出店、または、出品することがもっとも手軽にEC事業を始める方法です。
モール型ECはモール内にネットショップを開設する「テナント型」と商品単位で出品する「マーケットプレイス型」の2つに分かれます。

ここでは3大モールと称される「楽天市場」「Amazon」「Yahoo!ショッピング」を紹介します。

楽天市場AmazonYahoo!ショッピング
初期費用60,000円無料無料
月額費用50,000円4,900円無料
販売手数料
(※月商100万円時)
10.4%8%〜15%5.6%
3大モールの比較表

ECモールについてのより詳細な比較は以下の記事で解説しています。

楽天市場

楽天市場
楽天市場 | https://www.rakuten.co.jp/

テナント型のECモールの代表的なプラットフォームです。
日本のモール型ECのパイオニア的存在です。
出店費用が発生することから、初期費用・月額費用が高額になっていますが、その分手厚いサポート体制が整っています。

Amazon

Amazon
Amazon | https://amazon.co.jp

マーケットプレイス型のECモールの代表的なプラットフォームです。
商品単位で出品が可能で、費用も安いため、気軽に始めることができます。
世界的にも有名な企業のため、月間利用者数は業界トップクラスです。

Yahoo!ショッピング

Yahoo!ショッピング
Yahoo!ショッピング | https://shopping.yahoo.co.jp/

ヤフー株式会社が運営するテナント型のECモールです。
2013年に出店料と月額利用料を無料化し、運営費用は3大モールの中で最も安く、コストを抑えてEC事業を始めたい企業から高い支持を得ています。

ASPカート

ASPとはアプリケーション・サービス・プロバイダーの頭文字です。
つまりインターネット上で誰もが共通のサービスを受けられる仕組みのことです。

使用できるデザインや出品点数に制限があったありなど、一定の制約はあるものの、ASPカートを使用すればオリジナルの自社ECサイトを低コストで手軽に構築することができます。

BASE

BASE
BASE | https://thebase.in/

BASEは国内の店舗開設数No.1を誇るASPカートで、現在のショップ開設数は150万に達しています。(2021年8月現在)
初期費用・月額費用が無料となっているため、初期費用を抑えてECサイト運用をスタートしたい事業者に選ばれています。

STORES

STORES
STORES | https://stores.jp

STORESも国内のASPカートとしては高いシェアを誇っています。
ECサイトの規模に応じて、初期費用・月額費用無料のフリープラン、月額料金¥1,980のスタンダードプランから選択が可能です。
また、無料で使用できるデザインテンプレートも豊富で、好みのデザインのECサイトがかんたんに作れる点も人気の秘訣でしょう。
ネットショップ開設だけではなく、予約システムやキャッシュレス決済のサービスも提供しています。

Shopify

Shopify
Shopify | https://www.shopify.jp/

Shopifyはカナダ発祥のECカートシステムで、世界No.1のシェアを誇っています。
ECサイトの規模に合わせて5つのプランが用意されており、すべてのプランが初期費用無料で使用できます。

日本語のリファレンスは少ないですが、機能を拡張できるアプリの種類が多く、自社の事業に合わせた柔軟な運用が可能です。
そのため、国内でも急速にシェアを高めつつあります。

オープンソース・フルスクラッチ

EC-CUBE
EC CUBE | https://www.ec-cube.net/

本格的なECサイトを自社で構築したい場合は、EC CUBEなどのオープンソースのEC構築システムを利用するか、もしくは、0からオーダーメイドで制作するフルスクラッチ開発を選択する必要があります。

デザインや機能の自由度が高い反面、制作会社などに開発を委託する必要があるため初期費用が高く、製作期間も数ヶ月かかります。
EC事業を事業の中核に据えたい場合や、EC事業の売上が伸び、消費者の細かなニーズに対応する必要がある場合などは完全はオリジナルのECサイトの制作を検討してもよいでしょう。

ECサイトの構築方法をより詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

ECサイト運営を効率化する方法 3選

ECサイトを開設してからは、売上を伸ばすためのデータ分析や施策の考案・実行、さらには、入破中業務や在庫管理など、日々の業務におわれることになります。
業務に割く人的リソースの不足・売上が思うように伸びないなど、ECサイトを運営するうえでの悩みも発生することでしょう。

より重要な業務に時間と労力を割くために、また、ミスなく顧客満足度の高い業務を遂行するためには、業務の効率化が欠かせません。
日常業務が効率化されれば、時間的な余裕が生まれ、新たな施策に着手したり、よりクオリティの高い仕事をすることができます。

一元管理システムの導入

自社のECサイトを運営しながら、実店舗も運営し、さらにECモールにも出品しているといった場合、どこで何がどれだけ売れて、現状の在庫はどのくらいあるのかを管理するのが大変です。

そんなときに、一元管理システムがあれば、売上や顧客管理、在庫管理を効率化できます。

様々なサービスがあるので、自社の事業に合うサービスを選定するようにしましょう。

株式会社リベルタでもクロスマという複数のECプラットフォームの出品・受注・出荷・在庫管理を一元管理でき、モールごとの価格改定などに対応したツールを提供しています。

https://heibaisystem.com/crossma/

アウトソーシングの利用

ささげ業務や広告運用、また、商品のピッキングから梱包・出荷、配送など、必要に応じてアウトソーシングを進めることも業務効率化のために必要な要素です。

餅は餅屋に任せ、自社の得意分野に集中することができれば、ECサイト売上げアップにより注力することができます。

ナレッジ・マニュアルの明文化

一元管理システムを導入したり、アウトソーシングを進めても、自社で人力でやるべき業務は多分にあります。
お問い合わせやクレーム対応などの業務は社内のマニュアルや研修精度を整備することで、効率化や対応品質の均質化が図れます。

こういった地道な改善を各業務に対して実施することで、改善の効果が積み重なり、大きな効率化につながります。

ECサイトの効率化については、以下の記事でも紹介しています。
業務の効率化をお考えの方は参考にしてください。

ECサイト運営の注意点 4つ

ユーザーファーストを忘れない

ECサイトの目的はお客様に商品を購入してもらうことです。
そのためには、適切な導線設計、わかりやすいサイトデザインが欠かせません。

ECサイト運営は、日々ルーティンワークに追われることが多くなりますが、常にユーザーの視点に立って、お客様が喜ぶ仕事をするという気持ちを忘れてはいけません。

自社のリソースに合ったシステムを使用する

ECサイトを構築するにも、ECサイト運営の業務を効率化するにも、プラットフォームやシステムを利用することが避けられません。
システムの選定を誤ると、想定以上にコストが発生したり、うまく使いこなせずに宝の持ち腐れになるなど、非常にもったいない結果をもたらします。

自社で培ったノウハウや売上の規模、社内のリソースなどを考慮して、最適なシステムやサービスを選定するように心がけましょう。

必要な機能とコストのバランスをとる

ECサイトは機能を自由にカスタマイズしようとするほど、コストがかさんでしまうものです。
コスト削減のためには、自社の事業規模から必要な機能を絞り込み、不要な機能は付加しない、必要以上にカスタマイズしようとしないことが重要です。

あらかじめ、ECサイトの運営にかかる費用を把握して、自社にあった構築方法・運営方法をとるようにしましょう。

最新情報にアンテナを貼る

ECサイトに限らず、IT業界やWeb業界のトレンドは移り変わりが激しく、毎日のように新しい手法やシステム・サービスが発表されています。

そのため、常に情報収集を怠らず、最新の情報にキャッチアップしていくように習慣をつけましょう。

ECサイト運営のまとめ

この記事ではECサイトの運営に関する業務や必要とされるスキルについて解説し、それらのスキルを習得するための書籍や資格を紹介し、ECサイト運営におすすめのプラットフォームやECサイトの構築方法などに触れました。

まだまだわからない点や具体的なイメージがつかないことは多々あると思いますが、ECサイト運営の全体像は掴んでいただけたのではないでしょうか。

ECサイト運営の業務・スキルは多岐に渡り、何を自社で実施し、何をアウトソーシングすべきか判断が難しいと思います。

また、ECサイトを構築する際のぷらっとフォームの選定、業務効率化の管理システムの選定などもある程度の経験を積み、知識をつけないと難しいかもしれません。

その点は、やりながら経験を積んでいくか、プロに相談にながら進める必要があります。
ECサイト運営に関する知識をこれからつけていきたいとお考えの方は、ぜひ弊社の公式ラインに友達申請をしてください。

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