世界最大規模のeコマースAmazonは、出品用アカウントを作成すれば個人でも簡単に出店することができます。セキュリティが高く、抜群の知名度で国内ではトップクラスのユーザー数も魅力です。
この記事ではAmazonに出品するまでの流れについて、わかりやすく解説していきます。ぜひご活用ください。
Amazon出品用アカウント登録にあたって必要なモノ
Amazonへ出品するためには、出品用アカウントの作成が必要です。登録にあたって準備するものを確認していきましょう。申請作業に必要な項目は以下の7点です。
出店には審査がありますが厳しいものではありません。通常は身分を証明する画像データなどを提出してから3営業日ほどで審査は完了します。
Amazon購入用のアカウント
商品を購入する際に使っている既存のアカウントを使うことが可能です。なお、出品用アカウントの複数作成は違反になるため、ご注意ください。
電話番号
本人確認に使用される情報です。
メールアドレス
ビジネス用のEメールアドレスを使って新規アカウントを作成します。Yahoo!メールやGmailで登録できます。
クレジットカード
本人確認や手数料の支払いに使用されます。使用できるクレジットカードはAMEX、VISA、Mastercardです。
銀行口座
売上金の受け取りに必要なため、クレジットカードとは別に入力します。あとから変更することが可能です。
有効期限内の顔写真入りの身分証明書1部
出店審査で必要な書類として最近、追加されました。運転免許証、パスポートのいずれかが必要です。マイナンバーカードは利用できないためご注意ください。また、氏名はセラーセントラルに登録する情報と同一である必要があります。
過去180日以内に発行された各種取引明細書1部
ガスや電気、水道料金の請求書や、クレジットカードの利用明細書、預金通帳の取引明細書などで登録できます。こちらも、出店審査に必要な書類となります。
Amazonに個人で出品するための登録の手順
上記した情報をもとに登録をしていきましょう。商品を購入する際に使っている既存のアカウントを使用して登録することも可能ですが、別のメールアドレスの方が管理しやすいため、ビジネス用Eメールアドレスで新規アカウントを作成し、登録する手順をご紹介します。
出品用アカウントの作成
まずは出品用アカウントを作ります。Amazonの出品サービスページにアクセスして、「さっそく始める」をクリックします。
「出品用アカウントでログイン」と表示されるので、「Amazonアカウントを作成」をクリックします。「アカウントの作成」ページに移動するので、名前とメールアドレス、パスワードを設定しましょう。
「次へ」を選択すると、入力したアドレスに確認コードを記載したメールが来るので、そのコードを入力してアカウントを作成します。
出品者の情報を登録する
次にアカウント作成に必要な情報を入力して登録作業を行います。
「事務所の所在地」「業種」「氏名」の3点を入力します。業種は「個人・個人事業主」を選択すると、氏名はローマ字での入力を求められます。入力後は「同意して続行する」をクリックします。
続いて、登録するマーケットプレイスを選択します。マーケットプレイスとは、提供するECプラットフォームのことを指します。販売する国を選択します。
月額費用や手数料を引き落とされる、クレジットカード情報を入力しましょう。入力すると、ストア情報の設定ページに移ります。ストア名や出品する商品の内容を選択します。ストアとは、Amazon内で商品販売ページを作成し公開できるサービスのことです。ストア名は入力後も、セラーセントラルの「設定」タブから出品用アカウント情報にアクセスし、新しい名称に変更することが可能です。
最後に認証に必要な「身分証明書」と「その他の書類(各種取引明細書)」に、データをそれぞれアップロードします。携帯電話やデジタルカメラなどで撮影した画像データか、原本のスキャンデータを提出しましょう。スクリーンショット(画像キャプチャ)は対象外となります。
以上の項目を入力したら、出品者アカウントの作成作業を完了です。
なお、必ず行われるものではありませんが、2020年から試験的にビデオ審査が導入されており、日本でも行われる可能性があります。対象となった場合、Amazon担当者とビデオで面談を行います。
銀行口座の情報の登録
前述した銀行口座の情報登録は、アカウント作成の工程で入力することができません。審査が完了したら、あらためて登録しておきましょう。
Amazonに商品を出品する方法
商品の登録方法には2種類あります。Amazonでまだ商品ページが作られていない商品を出品する「新規出品」と、すでに販売ページがありそのカタログ情報を使用する方法です。
Amazonカタログに商品を登録
カタログに商品を登録してみましょう。今回は初心者でも簡単に作業ができる、別の出品者が登録した既存のページの情報を使用する後者の出品方法を解説していきます(同一の商品の出品がない場合は、新しく出品情報を作成する必要があります)
セラーセントラル
「Amazonセラーセントラル」とは、出品者が使用する販売管理画面のことを指します。この画面から商品を登録します。登録したアカウントのEメールアドレスとパスワードでログインしましょう。
カタログ・商品登録
次に「Amazonのカタログから商品を検索する」に製品コード(UPC、EAN、ISBN、またはJAN)を入力します。検索した商品に一致したものが表示されたら、「出品する」をクリックして保存します。以上で出品作業は終了です。
まとめ
Amazonは集客数が多い反面、検索した際に対象になるように、商品ページに来てもらう工夫が必要です。カテゴリー登録や購買意欲をくすぐる画像など、ユーザーが商品を求める背景を想定したカタログページの編集にも、ぜひチャレンジしてみてください。在庫管理、発送、顧客管理を代行してくれるFBA(フルフィルメント by Amazon)サービスの活用もオススメです。