近年「ネットショップを開設の際にBASE(ベイス)を使って始めてみたい」と思う方が増えています。
ショップの開設時や、商品が売れた時に「費用がいくらかかるのか」気になりますよね。BASEでネットショップを開設した場合、全部で4つの費用が発生します。
この記事では、具体的にかかる費用の種類と計算方法まで解説をします!
事例を元に紹介しますので、ご自身の商品金額を照らし合わして月にかかる費用を計算してみてください!
BASEの手数料発生のポイント
初期費用・月額費用が無料
BASEは初期費用が一切かからず、無料でネットショップ運営をはじめることができるサービスです。
BASEを使うと、月額料金や年間料金が一切かからないので、誰でも気軽にBASEでショップ開設が可能です。
「BASE」は商品が売れたときに手数料が発生する仕組み
BASEではどんなときに手数料が発生するのでしょうか?
それは「商品が売れたとき」と「売上金を入金するとき」です。
その2回のタイミングで手数料が発生します。
また、手数料は売上から引かれるので、EC開設を行っても商品が売れるまで一切の費用がかかりません!
つまり、赤字になる心配をせずに、安心してEC事業を始めることができます。
BASEの手数料はこの4種類
BASEの手数料は4種類あります。
ショップ運営者は2回のタイミングのみで費用がかかるとご紹介しましたが、
具体的に、「何にどのタイミング」で「いくらの手数料が発生するのか」を説明します。
手数料の種類 | タイミング | 金額 |
BASEかんたん決済手数料 | 商品が売れた時 | 注文の合計金額の3.6%+40円 |
サービス利用料 | 商品が売れた時 | 注文の合計金額の3% |
振込手数料 | 売上金の入金時 | 250円 ※お急ぎ振込手数料は1.5%上乗せ |
事務手数料 | 売上金の入金時 | 2万円未満:500円 2万円以上:0円 |
■商品が売れた時
- BASEかんたん決済手数料
- サービス利用料
▲売上金の入金時
- 振り込み申請時の手数料
- 事務手数料
各種手数料について、更に具体的に説明します。
1.BASEかんたん決済手数料:3.6%+40円
■商品が売れた時に発生する手数料
BASEかんたん決済手数料は、出品した商品が売れた時に発生する手数料です。
この手数料は商品の売上金から自動的にBASEに支払われるため、EC運営者が追加で支払い作業をする必要はありません。
注意点として、かんたん決済手数料は送料も含んだ商品の合計売上額(商品代金 + 送料)に手数料がかかることが挙げられます。
6つの決済方法を手軽に利用できる決済手段
BASEでの支払いは「BASEかんたん決済」という振り込みサービスを利用します。
「BASEかんたん決済」を使用する場合、購入者が商品を購入したときの支払い方法を以下の6つから選択することができます。
- クレジットカード決済
- コンビニ決済/Pay-easy
- 銀行振り込み
- 後払い決済
- キャリア決済
- 電子マネーの「PayPal」決済
サービス利用料:3%
■商品が売れた時に発生する手数料
表にある通り、商品が売れた時に決済手数料に加えてサービス利用料(3%)が発生します。
サービス利用料も合計売上額(商品代金 + 送料)に対して計算されます。
BASEで商品が売れた時は「BASEかんたん決済手数料」と「サービス利用料」を合わせた金額(6.6%+40円)がかかると覚えておきましょう!
振込手数料:250円
▲売上金の入金時に発生する手数料
BASEでは、商品の売上金はBASEが管理しています。ショップ運営者が売上金を指定の口座に振り込んで欲しいときは「振込申請」を行います。
振込手数料は「1回につき一律250円」です。指定した振込先銀行や、BASEに申請した振込金額額によって変わることはありません。
振込申請から10日後(土日祝を除く)に入金が行なわれます。入金サイクルが早く、キャッシュフロー面でメリットが大きいのもBASEの特徴です。
さらにもっと早く振り込んで欲しい場合は「お急ぎ振込み」というサービスがあります。
お急ぎ振込みを利用すると、「通常の振込手数料の250円に1.5%」かかります。
この機能を利用すれば最短翌営業日に入金されます。
事務手数料:500円
▲売上金の入金時に発生する手数料
「振込申請」をした際に振込手数料とは別に「事務手数料」がかかります。
事務手数料は、振込申請額が2万円未満の場合のみにかかる手数料です。
- 振込申請額が2万円未満の場合:500円
- 振込申請額が2万円以上の場合:0円
振込申請金額が2万円未満のときは、振込手数料が合計750円(振込手数料250円+事務手数料500円)かかります。
振込申請額が2万円以上の場合は、振込手数料の250円のみです。
振込申請には1つ注意点があります。
それはBASEの売上は計上された日から180日で失効してしまうということです。
「振込申請額が2万円以上になるまで待った結果、売上金が失効してしまった」とならないように、忘れずに振込申請をしましょう。
BASEの手数料は消費税込みの表記?
BASEでは全ての手数料は税込み価格で表記されています。
前述で、BASEかんたん決済手数料とサービス利用料は商品の金額と送料も含むと説明しましたが、これらには商品の消費税も含まれています。
【計算例】BASEの手数料を計算してみよう
ここまででBASEで発生する4種類の手数料について説明してきました。
では実際にご自身のショップ内で販売した場合、「商品の売上時」と「振込申請時」にどのぐらい手数料がかかるのかを計算してみましょう!
BASEかんたん決済手数料・サービス利用料の割り出し方
(例1)注文合計金額が6000円の場合
注文時の合計金額 | 6000円 |
BASEかんたん決済手数料(3.6%+40円) | 256円 |
サービス利用料(3%) | 180円 |
手数料合計 | 436円 |
売上(注文金額 ー 手数料合計) | 5564円 |
6000円売れた場合は、手数料で436円かかる計算になります。
(例2)注文合計金額が1800円の場合
注文時の合計金額 | 1800円 |
BASEかんたん決済手数料(3.6%+40円) | 105円 |
サービス利用料(3%) | 54円 |
手数料合計 | 159円 |
売上(注文金額 ー 手数料合計) | 1641円 |
1800円売れた場合は、手数料で159円かかる計算になります。
まとめると「注文合計金額-(3.6%+40円)-3%」 で計算できます。
振込申請時の手数料・事務手数料の割り出し方
(例)申請金額9000円で振込申請した場合
振込申請額 | 9000円 |
振込手数料(※2万円未満の場合) | 250円 |
事務手数料 | 500円 |
振込金額 | 8250円 |
9000円を振込申請した場合は、手数料で750円かかる計算になり、振り込まれる額は8250円となります。
なるべく1度の振込申請額を2万円以上にして振込手数料がかからないようにするとお得になります。
BASEの手数料を安くするには?
BASEでは初期費用が無料な反面、商品が売れた後に発生する手数料が少し高めに設定されています。
ただしそれには理由があり、高い機能が充実しているからです。
以下のようなEC運営には欠かせない機能やサポート体制が整っています。
- 入金までのスピードが早い(最短で翌日入金可能)
- クレカ決済が即日導入できる
- 返金フローが簡単
- 日本企業運営なのでサポートが充実
- 配送方法が充実
振込申請額が2万円以上になったら申請する
少しでも手数料を下げたい場合は、振込申請額が2万円以上になってから申請するようにしましょう。
事務手数料500円が毎回発生するかしないかでは、年間で見ると大きな差が出ます。
キャンペーンを活用する
BASEでは、多くのキャンペーンが開催されています。
2020年9月にはショップ開設数120万突破キャンペーンとして、新規開設日から2ヶ月間手数料が無料になる「新規開設キャンペーン」を実施し、話題となりました。
ショップ開設数が120万ショップを突破しました | BASE
キャンペーン情報をこまめにチェックし、上手に活用することで費用を抑えることができます。
まとめ
- BASEでの発生する手数料は4種類
- BASEかんたん決済手数料
- サービス利用料
- 振り込み申請時の手数料
- 事務手数料
- 手数料が発生するタイミングは2箇所
- 商品がうれたとき
- 売上の振り込み申請をしたとき
- BASEは機能/サポートが充実している
BASEでは「商品が売れたとき」と「売上金を入金するとき」のタイミングで手数料が発生します。
手数料は売上から引かれるので、EC開設を行っても商品が売れるまで一切の費用がかかりません!
つまり、EC開設時に赤字になる心配をせずに、安心してEC事業を始めることができます。
なのでECでの販路を考えている場合は、実際にBASEでショップ開設して、商品を出品してみてはいかがでしょうか。