今回は、Shopifyで利用できる決済サービスの一つ「Shop Pay」について解説していきます。
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ECサイトのカゴ落ち率を下げるためにはユーザーにとってストレスのない決済方法を導入するのが一番です。
Shop Payはユーザーの手間を省くことを意図して2017年にローンチされました。
本記事では、これからEC運営を始める方にもわかりやすく「Shop Pay」について解説していきます。
一読いただくと次のことがわかります。
- Shop Payとは何か
- Shop PayとShopifyPaymentの違い
- Shop Payを導入するメリット
- Shop Payの手数料
- Shop payの設定方法
それでは解説していきます!
Shop Payとは
![Shop Payとは](https://ecnounnei.com/wp-content/uploads/2021/08/22045985_m-1-1024x681.jpg)
Shopifyが開発/提供している決済サービスです。
Shopify内の「Shop Pay」を使用可能にしているショップであればどこでも使用可能です。
ECサイトで商品を購入すると、クレジットカード情報や配送先のデータを「Shop Pay」に保存できます。そうする事により、次回以降の購入時に配送先やクレジットカード情報を再度入力することなく、簡単かつ迅速に支払いができます。
そのため、ユーザーからすると情報入力の手間がなく買い物ができ、販売者にとってはカゴ落ちを防止したり、CVRを向上させるメリットがあるとされています。
「Shop Pay」の決済手数料は?
「Shop Pay」にかかる手数料はShopify Paymentと同じです。
Shopify Paymentの手数料は以下のとおりです。
- 初期費用:0円
- 振込手数料:0%
- 決済手数料:
- 国内発行のカード 3.25%〜3.4%
- 海外発行のカード / American Express 3.8%〜3.9%
- JCB 4.05%〜4.15%
一般的な決済代行サービスのクレジットカード決済手数料は3%~10%とされているため、相場と比較しても高い金額ではありませんね。
「Shop Pay」のEC運営側メリットを詳しく紹介
「Shop Pay」を導入すると、商品のコンバージョン(購買成立率)がアップするというのが、EC運営側のメリットです。
「Shop Pay」を使って決済を行うことで「決済完了までのスピードが4倍上昇する」と公式発表されています。
決済フローが簡単・迅速になることにより、商品のコンバージョン率が、通常の決済方法と比べると平均して1.72倍高くなったという調査結果がでています。
また、モバイルでの購入では更にコンバージョン率が上がっており、通常の決済方法よりも1.91倍コンバージョンが高くなったと顕著な向上の調査結果がでています。
Shop Payとは? Shop Payが提供する最速で最高のチェックアウト体験
モバイル端末から購入される割合が多くなっているので、「Shop Pay」を導入することによって大きなメリットを享受できる可能性があります。
「Shop Pay」のお客様側メリットを詳しく紹介
「Shop Pay」にクレジットカード情報や住所を保存しておくと、次回以降の決済時に情報を入力せず決済が完了します。
簡単かつ迅速に決済が完了してしまうためセキュリティ面が気になりますが、その点も安全な仕様になっています。
決済時に購入者が「Shop Pay」に保存されている情報を使用するためには、メールアドレスと携帯電話番号宛てに送られる6桁のSMS認証を決済画面で入力する必要があります。
また、「Shop Pay」が優れているもう一つのポイントとして、Shopify内であればどのショップでも使用が可能な点です。
一度でも「Shop Pay」を登録していれば、Shopify内のどのショップでも決済の簡略化が可能です。
「Shop Pay」の設定方法
「Shop Pay」は、Shopify Paymentを利用しているすべてのストアで利用することができます。設定方法は非常にかんたんで、Shopifyの管理画面からすぐに設定できます。
手順は以下のとおりです。
- 管理画面からShopify Paymentを有効化する
- Shopify Paymentの管理画面で有効化する
管理画面からShopify Paymentを有効化する
まずはShopifyの管理画面の左下にある「設定」をクリックします。
![](https://ecnounnei.com/wp-content/uploads/2022/03/pengininc___ホーム___Shopify-1024x442.png)
次に、「決済」をクリックして、「Shopifyペイメントを有効にする」ボタンをクリックしましょう。
![](https://ecnounnei.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット_2022-03-19_0_01_40-1024x483.png)
これで、Shopify Paymentの有効化は完了です。
Shopify Paymentの管理画面で有効化する
「Shop Pay」はShopify Paymentの有効化と同時に自動的に有効化されますが、Shopify Paymentの管理画面からチェックボックスで有効化の変更が可能です。
![](https://ecnounnei.com/wp-content/uploads/2022/03/スクリーンショット-2022-03-19-0.06.12-1024x218.png)
上記画像のようにチェックが入っていれば有効化されています。
Shop PayとShopify Paymentとの違い
今回、紹介する決済方法はShop Payです。
Shopifyの決済手段の中には「Shop Pay」と「Shopify Payment」と似たような名前が2つあります。
名前が似ていますが、「Shop PayはShopify Paymentの一部」です。
Shop PayはShopify Paymentの一部
「Shopify Payment」で利用できる決済サービスは以下となっています。
- クレジットカード
- Shop Pay
- Apple pay
- Google pay
Shopify Paymentには複数の決済方法が用意されています。
Shop Payはその中の一つなのです。
【まとめ】なぜshop payが重要なのか
今回は、ShopifyPayment決済サービスの一つ「Shop Pay」について紹介しました。
インターネット上で商品を購入する際に、ユーザーが購入せずに離れてしまう大きな点は決済時の情報入力の面倒くささです。
商品をカートに追加してから購入を辞める「カゴ落ち」は世界平均で69.57%となっています。
「決済完了までのプロセス・フローが簡潔になっていないこと」が、カゴ落ちの原因の20%を占めています。
【簡単】カゴ落ち率は70%も!各原因・理由と対策ですぐに改善
そのため、「Shop Pay」を使ってユーザーの決済時入力の手間を減らして安全でストレスのない決済が重要になっていくと考えられます。
FaceBookやGoogleも「Shop Pay」に順次対応予定と公言しており、他プラットフォームでも利用が可能になっていきます。現在利用可能なショップに加えて、更に100万以上のショップで利用可能になると予想されています。
今後、一般的な決済サービスになる可能性が高いですので、今のうちにShop Payの導入を考えてみてはいかがでしょうか。