ライブコマースを始める際、一から手探りで運営の仕方を模索するのではなく、ライブ配信のノウハウを持った企業がサポートするサービスを活用する、という方法もあります。
オススメの支援会社をまとめました。「今ライブコマースの運営に行き詰まっている……。」という方も、ぜひご一読ください!
そもそもライブコマースとは?
ベイクルーズやユニクロなど、ECサイトを運営するアパレル系企業が、積極的に導入しているライブコマース。
オンライン販売とライブ配信を組み合わせた販売手法のひとつで、視聴者はチャット機能で配信中のライバーにコメントや質問をして、コミュニケーションを取れることが特徴です。
ライブコマースの仕組み
オンライン販売の手軽さと、ライブの臨場感を合わせ持ったハイブリッド型のコマースです。
視聴者はECサイトにアクセスして商品ページを見ただけでは伝わりにくい具体的な使用方法や、疑問点などを、リアルタイムに解消できるため、実店舗でスタッフから直接商品の説明を受けているような体験ができます。
日本のライブコマース市場
日本での認知度は少しずつ上がっているものの、全国的に普及しているとは言えない状況です。
マクロミルと翔泳社による全国の15歳~49歳の男女に行った調査では、2019年の時点で「ライブコマース」の認知度は21.9%、ライブコマースで買い物した経験があるのは3.3%という結果でした。
日本ではまだ成長途上の市場とはいえ、コロナ禍によるデジタル化の流れや、巣篭もり需要によってさまざまな企業が参入しており、第2次ブームの到来とも言われています。一過性のものだった第1次ブームと違い、今後成長する可能性を秘めています。
参照:ライブコマース調査結果
中国のライブコマース市場
中国最大手のECモール「淘宝(タオバオ)」もすでに導入している先進国の中国では、ライブコマースでの買い物は一般的なものとして普及しています。
デロイトの調査レポートによると、2018年度の中国でのライブコマース市場は約44億ドルでした。なかでもKOL(Key Opinion Leader)と呼ばれる人気ライバーは、1度の配信で数億円の売り上げを出すほど、影響力があります。
ライブコマース支援企業
ではライブコマースの運営をサポートする会社を4社、紹介します。
博報堂DYグループ
電通に次ぐ国内第2の広告会社である博報堂と、同じく博報堂DYグループのアイレップが提供するライブコマース支援ソリューション「HAKUHODO Live Commerce+」は、戦略の設計から企画立案、撮影、配信、評価までをサポートしています。
クリエイティブなブランディングや広告を得意とする博報堂がコンテンツ制作を担当し、ライバーのキャスティングや現場での演出やディレクションの支援のほか、企業にあったプラットフォームの選択や配信方法、課題解決の提案なども行います。
株式会社BitStar
株式会社BitStarによる、D2C(Direct to Consumer)企業向け支援パッケージ「CreatorsTV」では、マイクロインフルエンサーのキャスティングのほか、企画立案から配信までをワンストップで提供。YouTube広告の配信も行います。
「YouTubeチャンネル」での運営に特化したYouTube番組コンテンツスタジオ「BitStar Studio」が、長期的なマーケティング活動を見据えたコンテンツを制作します。
BIPROGY株式会社(旧:日本ユニシス)
BIPROGY株式会社が運営するライブコマースパッケージ「Live kit」は、ライブコマースの企画立案から撮影機材の手配、インフルエンサーのアサイン、撮影、配信、分析まで、トータルでサポートしてくれるため、初心者でも安心のサービスです。
オリジナルのドメイン取得も可能なため、事前にSNSなどでライブ配信用URLを拡散することが可能。ECサイトの構築といったEC周り全般のサポートも受けられます。
さらに自社のEC サイトやWebサイトでの運営ができ、視聴中の商品の購入が同一のページ内で完結することで、ユーザーの購買意欲を下げない導線設計がされていることも魅力です。
17LIVE
17LIVEによるライブコマースツール「HandsUP」はNGワードブロック機能やブラックリストが標準装備されているだけでなく、配信レポートを抽出する分析機能、アーカイブ機能などカスタマイズできる多様な販促機能を備えています。
直感的な操作が可能なUI設計で、初心者でも簡単に活用が可能。導入前から成果が上がるまで、コンサルタントが「伴走」する形でサポートします。
【まとめ】ライブコマースの効果を最大化しよう!
PDCAを回した長期運営型の販売方法・ライブコマース。支援企業が提供する機能やサービスを活用してライブコマース導入時の負担を減らし、スムーズな運用と効果の最大化を目指しましょう!